「確定拠出年金」がどういったものであるかを知るためには、まず日本の年金制度がどのように形成されているかを理解する必要があります。
日本の年金制度は三層構造となっています。
まず、根幹部分となるのが「国民年金」です。
国民年金基金は20歳以上の全国民が加入するもので、加入期間の長さによってもらえる金額が決まります。
次に、民間企業の従業員や公務員などが加入する「厚生年金保険」、自営業者・フリーランスが加入する「国民年金基金」があります。
厚生年金保険は強制加入のため、選択の自由はありませんが、国民年金基金は任意加入となっています。
そして最後に、従業員を対象として企業が独自に運営する確定給付企業年金があります
これは企業によって、高額の年金が受け取れる場合もあるのが現状です。
こうした従来の年金制度に加えて登場したのが、個人で積み立てを行う「確定拠出年金」なのです。
確定拠出年金に加入することで受け取れる給付金には3つの種類が存在します。
・老齢給付金
原則として60歳から、年金または一時金として支給されます。
60歳の時点で確定拠出年金制度への加入期間が10年を経過していない場合は支給開始年齢が繰り上がりますので、注意が必要です。
・障害給付金
高度障害時に、年金または一時金として支給されます。
・死亡一時金
死亡時に一時金として支給されます。
確定拠出年金を利用すると、税金の面で大きなメリットが存在します。
まず、確定拠出年金における掛け金は全額が所得控除の対象となります。
また、一般の金融商品では得られた利息に対し、源泉分離課税(20.315%)が行われるにも関わらず、確定拠出年金では運用益が非課税となります。
加えて、確定拠出年金の受け取りの際にも、公的年金等控除や退職所得控除が受けられます。
上手く確定拠出年金制度を利用し、より大きな節税効果を得るためにも、まずは専門家に相談してみることが重要です。
堀井会計事務所は、大田区や世田谷区、品川区を中心とした東京都や川崎市を中心とした神奈川県にて、皆さまの問題解決に尽力いたしております。
節税対策に関するご相談を承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
確定拠出年金
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